商品をクレジットで購入したのに送られてこない。

 インターネットで商品を購入しました。少々高額だったのと、決済がらくなのとでクレジット決済にしましたが、商品がいまだに送られてきません。業者にも何度もメールしているのですが、このままでは第1回の引き落としの日がきてしまいます。

 商品が手元にないのに支払するのは納得できません。
 契約も解除したいのですが、クレジット決済をとめることはできますか。  (30代  男性)


 クレジット決済は通帳に残高さえあれば非常に便利なものです。
最近では、金利がかからずボーナス2回払いという手もあり、負担に思わず買い物ができるという魅力があります。

 さて、クレジット契約の場合、商品販売の業者との売買契約と、クレジット会社との「立替払契約」の二つの契約をしたことになります。
ですから、販売業者との契約を解除する場合、クレジット会社との契約も解除しなければなりません。

 クレジット契約については、「割賦販売法」で規制されています。

 それによると、割賦購入と認められる契約は、
2ヶ月以上の期間にわたり、かつ、3回以上に分割して支払をする取引
となります。

 割賦購入の場合、購入者は購入した指定商品に欠陥などがあるにもかかわらず、支払請求を受けたときはその商品を販売した業者との間で生じている事由をもって、信販会社などに対し、支払を拒むことができます。これを”抗弁権の接続”といいます。

 支払を拒絶するに当たっては、抗弁事由がはっきりした段階で直ちにクレジット会社に対し、
商品名・販売業社名・抗弁事由などを明記して、支払を拒絶するという内容証明による通知を出します。

 銀行などからの自動引き落としである場合、銀行にも引き落としの中止を申し出ることも必要です。

 しかし、こうした支払拒絶をしても、それ以前に支払われた代金の返還まで請求することはできません。ただし、支払拒絶後に引き落とされた代金についてはクレジット会社に返還請求できます。

 クーリングオフにしても中途解約にしても、クレジットを利用している場合、業者任せにせず、自らクレジット会社にも支払拒絶の内容証明を出しておく必要があります。



業者に対しては、期限を指定して(通常1週間〜10日程度)商品の引渡しの請求と、期限までに引渡しがない場合には返金を求める旨の請求を同時に行います。また、クレジット会社には抗弁権の接続を主張し支払を拒むことができます。内容証明で通知するのが面倒であれば、「支払停止の申出書」で通知してください。

※銀行の残高を不足させるという手もありますが、正当な手続をせず2回以上引き落としにならないと、ブラックリストに掲載される恐れがありますので、必ず文書で通知してください。



                                          
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