無料じゅうたんクリーニングのはずだったのに…

 訪問してきたセールスマンに、じゅうたんについているダニやほこりが喘息の原因になるといわれました。確かにうちの子は喘息気味で、雑誌やテレビなどでも同様のことが言われているので、気にはしていたので、今なら無料でじゅうたんクリーニングをサービスするとのこと。

 「こんなにほこりがたまっていました。」と、掃除機の中を見せられたら、ついその気になって勧められる掃除機を購入してしまいました。
 主人が帰ってきてからとっても怒られて、考えてみたら掃除機が30万円だなんて高すぎますし・・・。解約できますか。               (30代  女性)


 ”無料サービス”はあくまで口実です。今の時代、無料で何かサービスして黙って帰っていく商売などありません。しかも、子供のアトピーや喘息で悩むお母さんが多いこのごろですし、ダニやほこりは主婦としてつかれると痛いところがあります。

 掃除機を代えただけで子供の病気が治れば、ほとんど宗教の世界です。冷静に考えてみてください。また、無料サービスを受けると販売目的である商品を出してこられると断りにくくなるものです。そこも業者のねらい目ですので、サービスを受けるな、とはいいませんが、その後のことも十分考慮してください。

 さて、掃除機は特定商取引法の指定商品ですので、契約書面の交付を受けた日から8日以内ならクーリングオフが認められます。又契約書面の交付を受けていない場合や、クーリングオフ制度の説明を受けていない場合なら、経過日数にかかわらずクーリングオフすることができますので、早急に内容証明で、業者に対して契約解消の申し出をしてください。

 また、平成16年11月11日に施行された改正特定商取引法では、販売業者が訪問販売しようとするときには、「勧誘に先立って」「契約の締結について勧誘をする目的である旨」についても明らかにすることが義務付けられました。

 ですから、「じゅうたんの無料クリーニング」という触れ込みで訪問し、掃除機を売りつける行為が行われた場合、改善指示や、業務停止命令の対象となります。

 最近よくある浄水器などの販売で、水道水の無料点検サービスなども同様です。

 電話などであらかじめ販売目的を明らかにせず、訪問約束を取り付けて販売するのも同様にに販売目的の隠匿となります。

 クーリングオフ期間が経過しても、消費者契約法による取消しの対象となる場合がありますので、「おかしい」「だまされた」と思ったら、あきらめないで契約解除の通知を出してください。



まず、契約に至った経緯を思い出してください。それにより、業者の販売行為の違法性が具体的になり、消費者契約法、特定商取引法、場合によってはその両方を適用し、契約解除理由を明らかにします。改正特定商取引法では、業者に対する罰則も厳しくなっていますので、具体的に指摘することにより、より説得力が増すはずです。
また、違法な勧誘については、主務大臣などに申し出ることができますので、そのような制度を利用することが、他の被害者の救済にもつながります。



                                       
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